大阪大学大学院大阪大学・金沢大学・浜松医科大学
   連合小児発達学研究科 金沢校

こころの相互認知科学講座

発達障害市民ひろば ::::::::::::::::::::::::::::::

第43号 最新医学論文43

パーキンソン病のドーパミン療法の副作用としてのジスキネジア(異常な不随意運動)を回避するmTORC1を対象にするうまい手


Thwarting Dyskinesia by Targeting mTORC1

Eric Kkann
Publishued in Sci. Sigal. 21July 2009;Volume 2 Issue 80 pe42

 スウェーデンのカロリンスカ医学研究所とロックフェラー大学のチームはパーキンソン病に使われるドーパという薬の服用が長期化すると非働化や不随意のふるえなどの副作用が生じることを回避できるかもしれないラパマイシンという薬の作用機序を発表しました。
(Santini et al.,Sci.Signal.2(80),ra36.) (Supplementary Materials)
 
 ドーパミン受容体の下流域で活性化されるmTORを、免疫抑制剤(臓器移植時に使われる薬)であるラパマイシンで不活化すると、タンパク質の合成を抑え、パーキンソン病治療末期に生じる異常な不随意運動を(L-ドーパ(パーキンソン病の薬)による非動からの解放(治療効果)は変えずに)抑えることができるとしているのではないかという希望を示している。
Santini E,Heiman M,Greengard P,Valjent E,Fisone G. 
Sci.Signal.2009 Jul 21;2(80):ra36.