大阪大学大学院大阪大学・金沢大学・浜松医科大学
   連合小児発達学研究科 金沢校

こころの相互認知科学講座

発達障害市民ひろば ::::::::::::::::::::::::::::::

第49号 最新医学論文49

オキシトシン受容体遺伝子の多様性が共感力とストレス反応性の違いに関係する。


Oxytocin receptor genetic variation relates to empathy and stress reactivity in humans

PNAS December 15, 2009 vol. 106 no. 50 21437-21441 .

人のオキシトシン受容体遺伝子の第3イントロンのある塩基は、Gの場合とAの場合とがある。Rodriguesらは、カリフォルニア大学バークレー校の学生を被験者として、遺伝子型と社会的・情緒的反応との関係を調べた。Aを1コピーあるいは2コピーもつ(A/AあるいはA/G)の学生は、G/Gの学生に比べて共感性が低く、ストレスに対する反応性が有意に高かった。これらの結果は、オキシトシン受容体の遺伝子多型が共感力やストレス反応性と関係することを示唆する。