大阪大学大学院大阪大学・金沢大学・浜松医科大学
   連合小児発達学研究科 金沢校

こころの相互認知科学講座

発達障害市民ひろば ::::::::::::::::::::::::::::::

第55号 最新医学論文55

マウスのオキシトシンにより生じる鎮痛とかきむしり行動は、バソプレシン-1A受容体により伝達されている。
Oxitocin-Induced Analgesia and Scratching Are Mediated by the Vasopressin-1A Receptor in the Mouse

The Jounal of Neuroscience,June 16,2010・30(24):8274-8284

オキシトシンには社会性認識を増加するという作用以外にもいろいろある。鎮痛効果もその一つである。今回オキシトシンやバゾプレシン受容体ノックアウトマウスを使ってオキシトシン投与による痛みからの回避反応を調べると、バソプレシン受容体によりそれが生じていることがわかった。
脊髄や後根神経節の痛みを伝達する神経細胞にバソプレシン受容体が存在していたので、それらが関与している可能性がある。
オキシトシン投与(皮下、脳内)により鎮痛作用が生じることを心に留めておかねばならない。