第60号 最新医学論文60

Peripheral oxytocin is associated with reduced symptom severity in schizophrenia

Leah H.Rubin,C.Sue Carter,Lauren Drogos,Hossein Pournajafi-Nazarloo,
John A.Sweeney,Pauline M.Maki

Schizophrenia Research 124(2010)13-21

平均年齢30歳で発病歴平均13年の23人の統合失調症を発症する女性のオキシトシン経鼻服用を月経周期との関係から研究したシカゴにあるイリノイ大学からの報告。
結論は
(1)オキシトシンの血中濃度は月経周期中も、その他の時期でも大きな変動がなく、約299pg/mLであった。健常人よりも少し低いが、有意な差ではなく、男性統合失調症者の濃度とも差がない。
(2)統合失調症の症状の現れ方には月経周期による変動がある。
(3)オキシトシンの服用により、統合失調症の症状、特に陽性症状(興奮、暴れる、自傷、他者への攻撃など)が改善する
(4)オキシトシン濃度が高いほど、統合失調症の症状が軽症を示す。
など、オキシトシンを女性に使用する上で大変参考になる報告である。

 





大阪大学大学院大阪大学・金沢大学・浜松医科大学
   連合小児発達学研究科 金沢校

こころの相互認知科学講座

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